電気施工管理技士
国家試験である施工管理技術検定に合格すると、施工管理技士の称号が得られます。施工管理技術検定は、電気工事のほか、建築、土木など全部で6種目があります。
施工管理技士は、建設工事の適正な施工を確保し、建設業の健全な発展を促進する使命を担っています。
その中で電気工事施工管理技士は、電気工事を行う際に、施工計画や施工図の作成、さらに工事の工程管理、品質管理、安全管理など、工事の施工管理を確実に実施できることを証明する国家資格です。
施工管理技士の資格は、建設技術者にとって重要な国家資格となっています。電気工事施工管理技士は1級と2級に分かれています。
一般建設業および特定建設業では、営業所ごとに「専任技術者」を配置し、また、建設工事の現場には「主任技術者」および「監理技術者」の有資格者を置かなければならないことになっていますが、2級電気工事施工管理技師は、「専任技術者」または「主任技術者」となり得る国家資格です。
電気通信主任技術者
電気通信主任技術者は電気通信国家試験センターが試験をおこなう国家資格で、電話、携帯電話、ケーブルテレビなどの電気通信ネットワークの工事・維持・運用の監督責任者のことです。試験は、伝送交換主任技術者と線路主任技術者の2種類があります。
伝送交換主任技術者は、電気通信事業に使用する伝送交換設備と附属する設備の工事・維持・運用について監督することができます。
線路主任技術者は、電気通信事業に使用する線路設備と附属する設備の工事・維持・運用について監督することができます。
電気通信事業における技術革新のスピードは非常に早いため、いつも新しい技術を取り入れる向学心が求められます。
電気通信事業者は、その事業用電気通信設備を、総務省令で定める技術基準に適合するよう、自主的に維持するために、事業場ごとに電気通信主任技術者を選任し、電気通信設備の工事、維持および運用の監督にあたらなければなりません。
したがって、電気通信主任技術者の国家資格をもつ技術者は、電気通信事業にとってなくてはならない人材です。