介護福祉士
介護福祉士とは社会福祉専門職の介護に関する国家資格の名称であり、資格取得者のことを指しています。
介護系の資格の中で唯一の国家資格であり、介護の必要なお年寄りや障害者の人が日常生活をスムースにおくれるために食事から入浴、歩行、排せつなどの介助や介助者に対して解除の指導やサポートを行うのが主な仕事です。
またその他には家族の介護をする人や現場で働くヘルパーのかたに対して指導やアドバイスをするのも大切な仕事になります。
尚、介護福祉士の資格を取得するには平成28年度からは3年以上の実務経験に合わせて実務者研修(450時間の必修)を受講しないと受験資格を得ることができなくなりました。
また実技試験免除講習か実務者研修の受講で実務経験免除の得点もなくなりました。
介護福祉士の資格を取得するルートは「実務経験ルート」「養成施設ルート」「福祉系高等学校ルート」、外国人を対象とした「経済連携協定(EPA)ルート」の4つに分かれており、どのルートをとるかは自身にあったルートを探すのがいいでしょう。
ただし、養成施設ルートでは2027年度から養成施設を卒業しても無条件で介護福祉士の資格を与えられることがなくなり、他のルートと同様国家試験に合格する必要があります。
ちなみに介護福祉士の国家試験は例年1月下旬に筆記試験をおこない、3月上旬に実技試験が実施されます。合格基準は総得点の60%程度という事もあり、難易度としてはそこまで高くないので、2020年度に実施された試験の合格率は約70%と比較的高いといってもいいでしょう。