保育簿記
就職活動をしている学生でよく簿記の資格があると有利と言われていますが、正直言って業界や職種によっては全く就職試験には関係ない資格です。
特に学生に多い「簿記2級」であれば中小企業の経理部門や、会計事務所、税理士事務所、保険会社や金融関係の会社であれば十分資格を活用することはできます。
では「簿記」とはどのような資格なのでしょうか。
◆簿記とは
簿記というのは略称で、正式には「帳簿記録」といいます。
会社間のお金やものの出入りを記録するために行うのが簿記です。世界共通の記録方式であり、日本でも多くの人が簿記の資格を取得しています。
では実際簿記の資格を得ることでどのようなメリットがあるのでしょうか。
・会計の知識
・経営状況の把握
・財務諸表の読解力
・経営管理の基礎
・コスト感覚
・分析力
これらは代表的なものですが、簿記によってほかにも得られるものは多くあるでしょう。
簿記の大きな特徴として会計の知識が身についたことで、会社の経営活動の記録を計算して整理することができます。
それによって会社の経営や財政状態が把握できるのは大きな強みになるでしょう。
また簿記によってビジネスの基本であるためのコスト感覚が身につくため、自然と無駄な費用を極力出さないようとするので、企業としては非常にありがたい資格でもあります。
現在簿記の資格を受験する人は年間で約60万人ほどいます。
これは他の資格試験と比較しても非常に多い受験者の数です。
簿記試験検定を実施しているのが日本商工会議所で、各地に所在している商工会議所を通して申込を行い、それぞれ1~3級の試験を受講します。
ちなみに就職試験でよく言われるのは簿記2級で、簿記1級となると公認会計士や税理士など国家試験の受験資格を得るための必要な資格となるため、内容も専門レベルの内容で難易度も一気に高まり、合格率は10%程度といわれています。
簿記1級を目指すには独学では難しいといわれているので、学校などで専門的に学ぶほうがいいでしょう。